リンパドレナージュの準備が整ったら、いよいよ施術です。

身体のどの部分の施術にも共通することは、手の平や指を、リンパ管に沿わせて撫でていくという鉄則です。
この時、撫でている箇所のリンパ液がどこのリンパ節に向かって流れているのかを意識して、そのリンパ節に向かって撫でていきます。

さらに、撫でる方向と同時に、その順番も間違えてはなりません。


ここでは、どのような順番でリンパドレナージュを行うのか、どこへ向かって行うのかという話をします。

リンパドレナージュの基本の手順と方向
リンパ液は、老廃物の運搬をしているわけですが、いったいどこに運搬しているのでしょう。

もちろん、最終的には体外へ排出されるのですが、「リンパ自体の終着駅」は鎖骨のくぼみです。
鎖骨部分で静脈に役目をバトンタッチして、老廃物の運搬はここで終了です。
終着駅に電車が何台も止まっていれば、後から来た電車はホームまでたどり着くことができなくなってきます。

ですから、まずは終着駅を整理して、やってくる電車(リンパドレナージュで送られてきたリンパ液)がスムーズに停車できるようにしておかなくてはなりません。

ですから、必ずリンパドレナージュは鎖骨から始めるようにしてください。

そして、徐々に始発駅に向かって、駅を整理していくのです。
始発駅は身体の末端、各駅は大きなリンパ節と考えてください。
さらに、路線としては、「顔・腕・胸・お腹・脚」があります。
それぞれの路線にある駅に向かってリンパを流すのです。

部分的に集中してリンパドレナージュを行う時は、「首とその部分」を施術します。

そして、全身に施術する場合は以下のような順序で行っていきます。

1・鎖骨のくぼみ
2・首→鎖骨のくぼみに向けて
3・胸→脇の下に向けて。胸の上だけでなく、下も忘れずに。
4・ひじ裏→脇の下に向けて
5・指先→ひじ裏に向けて
6・お腹→脚の付け根にむけて
7・ひざ上→脚の付け根にむけて(表も裏も)
8・足首→ひざ裏に向けて
9・つま先→足首に向けて

それぞれ、向かう先は駅であり、そこの滞りが解消されれば、終着駅に向かって進むことができるということです。
ですから、終着駅に近い駅からきれいにしていく必要があるのです。



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